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カンジダ症について
2024.11.01
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こんにちは。赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」歯科医師の中村です。
いきなりですが、口の中がただれていたり・白い舌苔のような斑点や、口腔内のどこかに白い塊ありませんか!?
今回は「カンジダ症」についてお話します。
カンジダ症とは
カンジダ症は、口腔内における真菌感染症の一種であり、特に口腔粘膜に発生することがよくあります。
カンジダ症の主な原因は、カンジダ菌と呼ばれる真菌の一種であるカンジダ・アルビカンスです。
この菌は通常、口腔内の健康な人にも存在していますが、免疫機能が低下したり、抗生物質の使用や糖尿病などの疾患がある場合に増殖しやすくなります。
カンジダ症の症状
口腔内のカンジダ症の症状は、次のようなものがあります。
【口腔内の白い斑点や斑塊】
口腔粘膜に白い舌苔のような斑点や、口腔内のどこかに白い塊が見られることがあります。
【口内炎】
口腔内に炎症を起こした赤い斑点や小さな潰瘍が現れることがあります。
【口の中の異物感や灼熱感】
口の中が違和感を覚えたり、灼熱感を感じることがあります。
【味覚異常】
食べ物や飲み物の味が変わることがあります。
【食欲不振】
口内の不快感や痛みから食事が億劫になることがあります。
これらの症状が見られた場合は、医師や歯科医に相談して適切な治療を受けることが重要です。
カンジダ症の検査・診断
カンジダ症の診断は、主に口腔内の症状や臨床的な所見に基づいて行われます。
口腔内のスワブ検査や生検により、正確な診断が行われることもあります。
当院ではカンジダ簡易検出培地の「CoMカンジダディデクター」を使用し検査しております。
※コロニー数判定
【検査方法】
付属の減菌綿棒で患者様の舌・口腔粘膜・義歯床粘膜面などを2~3回拭い、検体を採取します。採取した検体をカンジダディデクターに塗布し、夏季は3~5日間・冬季は5~7日間の期間でコロニー数を判定します。
カンジダ症の治療法
口腔カンジダ症の治療法は、次のような方法が一般的に用いられます
抗真菌薬の使用:口腔内のカンジダ菌を殺すために、吸入や経口投与される抗真菌薬が処方されることがあります。クロトリマゾールやフルコナゾールなどが一般的に使用されます。
口腔内洗浄剤の使用:口腔内洗浄剤を使用して、口腔内のカンジダ菌を減少させることができます。塩化ナトリウムや塩化ベンザルコニウムなどが含まれる洗浄剤が使われます。
食事療法:砂糖や酵母を含む食品を避けることで、カンジダ菌の増殖を抑えることができます。バランスの取れた食事を心掛けましょう。
免疫機能の向上:免疫機能が低下している場合は、それを改善するための方法が検討されます。栄養バランスの良い食事や適切な運動、十分な睡眠をとることが重要です。
口腔衛生の改善:口腔内の清潔を保つことも重要です。歯磨きやうがいをこまめに行い、口内環境を清潔に保ちましょう。
口腔カンジダ症の治療には、症状や病態の程度に応じて個々に適した方法が選択されます。治療には医師や歯科医の指導を受けることが重要です。
カンジタ症の症状に該当する方や、お口のことでお困りの方は、赤羽の歯医者 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所にご相談下さい。
赤羽歯科赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分
地域に密着した優しい診療を行っています。