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むせを防ぐ体操がある!?
2023.12.12
Contents
こんにちは、赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」歯科衛生士の盛光です。
今回はむせを防ぐ体操について詳しくご説明していきます。
「むせる」とは、食べ物やツバなど本来気管に入ってはいけないものが、食道ではなく隣の気管に入ることで、気管が刺激され咳が出ることをいいます。
また、食べ物が気管に入ることを誤嚥といい、入ったために起きた肺炎のことを誤嚥性肺炎といいます。むせは年を取るとだんだん衰えていきます。むせがなくなると、無意識のうちに誤嚥することになります。
誤嚥を防ぐための訓練方法として、口・舌を鍛えるパタカラ体操があります。
パタカラ体操は食べる・飲み込む機能の向上を目的とします。
今回はパタカラ体操の方法やポイントをご説明します。
方法とポイント
★方法★
①「パ」「タ」「カ」「ラ」と1音ずつ発音する。
②「パパパ・・・・・」「タタタ・・・・・」「パタカラ、パタカラ・・・・・」のように連続して発音する。
★ポイント★
はっきり聞こえるように発音するのが大切です。
パ・タ・カ・ラの音には、それぞれの音を発音するのに使う筋肉が違います。
そして、これらの筋肉は、食べたり飲み込んだりする機能と密接に関係しています。
パタカラ体操を効果的に行うには、発音するときに気を付けるポイントを知ること、効果を感じること、そして少しづつでも毎日続けることが大切です。
★パ・タ・カ・ラと発音するときの具体的なポイント★
・「パ」口を力強く閉じる
唇をしっかり閉じてから発音しましょう。
・「タ」舌先を上の前歯の裏側につける
舌先を上あごにしっかりくっつけて発音しましょう。
・「カ」上の奥歯に舌の付け根付近をつける
のどの奥を閉じて発音しましょう。
・「ラ」巻き舌にして上顎に押し当てる
舌を丸めて、舌先を上あごの前歯の裏に付けて発音しましょう。
これらの事を意識して行ってみて下さい。
まとめ
パタカラ体操を行うと、食べこぼしが減る、食べ物を押しつぶしたり丸めたりしやすくなる、食べ物が気管に入るのを防ぐといった効果が期待されます。
具体的には「飲み込みやすくなった」「食べ物が口に残らなくなった」「むせが減った」などの効果が感じられるのではないでしょうか。
ご本人よりも、そばで見ているご家族の方が変化に気づかれることが多いようです。
何か少しでも効果を感じることが出来れば、体操を続けやすくなると思います。
普段は何気なく行っている食べる・飲み込むという行為は、実は意外と難しいことなのだと気づいていただけたのではないでしょうか。
続けることで食べ物が飲み込みやすくなったり、むせが減ったりという効果が得られるパタカラ体操、ぜひやってみて下さい。
もし興味はあるが詳しいことがわからない、色々知りたい、お話だけでも聞いてみたいというようなことがありましたらいつでもお気軽にご相談ください。
お口の事でお困りの方や検診をご希望の方は、赤羽の歯医者 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所にご相談下さい。
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