舌について　｜赤羽歯科「赤羽診療所」

こんにちは。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」の医局長の塚本です。

皆さん、鏡に向かって、『あっかんべー』　をしてみましょう。
皆さんやお子さんの舌は何色でしょうか？表面はどのようになっているでしょうか？
今回は舌を観察してみましょう。

健康な舌とは
正常で健康な舌は、形は大きすぎず、厚すぎず、淡いピンク色をしています。舌の真ん中あたりから後ろにかけて、白い苔（舌苔）が存在しています。
舌の付け根の方には、有郭乳頭、葉状乳頭、といったブツブツしたものが存在します。

・舌が赤くイチゴのような感じである（イチゴ舌）
舌の表面に赤い粒々ができてイチゴのように見えます。子供に見られることが多いです。
原因は、溶連菌感染症、川崎病、ブドウ球菌咽頭炎、風疹、ビタミン欠乏症、などです、

・舌の表面に白い苔のようなものがある
舌の表面に現れる、厚い白色で苔状のものです。
原因は、体調不良、唾液の減少、口腔乾燥、口腔清掃不良、などです。

・舌の表面に黒い苔のようなものがある（黒毛舌）
舌の表面が黒い毛で覆われたように見えます
原因は、抗生物質の長期投与、喫煙などです

・舌に溝がある（溝状舌）
舌の表面に、通常よりも深い溝ができるもので、舌が割れたように見えます。
口腔乾燥や外傷感染によるものや、生まれつき存在する場合もあります。
治療の必要はありません。
溝が深いため、汚れが溜まりやすいので、こまめな清掃が必要です。

・舌に地図のような模様がある（地図状舌）
舌の表面がやや凹んで見え、地図のようにも見えます。
境界は鮮明で、日によって位置・形が変わります。
原因は不明で好発年齢は１〜３才です。
通常、無症状で治療の必要はありません

・舌の両脇に歯型がついている
食いしばりの癖があると、くっきりと歯型がついていることがあります。
歯型がつくことは問題ありませんが、食いしばりがあることで歯がしみたり痛くなったり、
顎関節症の原因になることもあります。
その場合はマウスピースの着用をお勧めします。

・舌が痛い
歯の尖った部分が当たることで傷ができて痛む場合があります。
舌の粘膜が炎症を起こした舌炎や、アフタ性口内炎があります。
他にビタミンの欠乏や胃腸が原因の場合もあります。
また、激痛の場合には、舌に分布する神経の異常が考えられます。

病気の早期発見のために、洗顔の時などに、舌の状態をチエックする習慣をつけましょう。

舌について心配なことがありましたら、赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」にご相談ください。

赤羽歯科 赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分

地域に密着した優しい診療を行っております。