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睡眠時無呼吸症候群
2022.10.11
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こんにちは。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」の院長中村です。
今回は睡眠時無呼吸症候群についてご紹介いたします。
◎睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS: sleep apnea syndrome)は睡眠障害の一種であり、呼吸が停止するたびに眠りが浅くなるために十分な睡眠をとることができず、重症例では日中の傾眠傾向が顕著になり、社会生活を普通に営むことが難しくなります。また、高血圧症のリスクが増大する等、全身の健康への影響が大きいといわれています。
SASの重症度は、睡眠1時間当りの無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)と低呼吸(50%以上の換気の低下と4%以上の酸素飽和度の低下)の合計回数で表す無呼吸低呼吸指数(AHI: apnea hypopnea index)で判断されます。AHIが5以上で15未満の場合は軽度、15以上で30未満の場合は中等度、30以上の場合は重度と診断されています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因
SASには,口や鼻から肺の入り口である声帯に至る空気の通り道が細くなるために発生する閉塞型,呼吸を調整する脳の働きが低下するために発生する中枢型,これら両方が関係する混合型に分けられますが,閉塞型が大部分を占めます。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつは肥満です。睡眠中には、のどの緊張が緩むため、正常の人でも空気の通り道が細くなりますが、呼吸が止まるまでには至りません。しかし、肥満の人では、のどへの脂肪沈着が増加するために空気の通りが悪くなるのです。
実際に「肥満」はSAS患者さん全体の60%以上にみられます。ただし、SASは「肥満」の人だけにみられる病気ではありません。
やせている人でも、「下あごが小さい、後退している」、「扁桃腺が大きい」などがあれば、気道が狭くなりやすいためSASの原因となります。やせている人も注意すべき病気ですが、ほかに、閉経後の女性や高齢者の方でもSASは起こりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療
SASの治療は、重症度に応じて適切な治療法が選択されます。
中等症から重症の場合は、主に「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法」が行われます。
軽症から中等症の場合には、主に「マウスピース」が用いられます。睡眠中に装着することで、気道を確保します。
マウスピース(スリープスプリント)の治療
スリープスプリントを保険適用で作製するには以下の3点を満たす必要があります。いびきがあるというだけでは保険適用されません。
★医科でPSG検査を行うこと(終夜睡眠ポリグラフ検査)
★検査の結果睡眠時無呼吸症候群と診断される
★医師の治療依頼(紹介状)があること
マウスピース(スリープスプリント)治療の利点
○小型で旅行や出張に持ち運べる
○手術やCPAPに比べ楽で負担が少ない
○通院が数回と短く歯型を採り調整後完成
○効果が高く長期間続けることが可能
○口にはめ込むだけで効果が出ます
ただし以下の方は使えないことがあります。
○鼻の通りが悪い、咽頭肥大が著しい。
○寝付きが悪かったり、神経質な方
○18歳未満または歯が20本以下
○歯がぐらつく、顎関節に痛みや障害がある
スリープスプリントの作製にあたっては、事前に口腔内診査を受けて頂き、虫歯、歯周病がある場合は優先的に治療を行う必要があります。
睡眠時無呼吸症候群のことなら、赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」
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