お知らせ
静脈内鎮静法・笑気吸入鎮静法
2022.4.02
Contents
こんにちは(^^♪赤羽診療所の盛田と髭です!!
今日は毎週水曜日に当院でも行っている、静脈内鎮静法・笑気吸入鎮静法についてお話しします。
「歯医者が苦手」「歯科治療が怖い」「治療をしている音が嫌」「嘔吐反射がある」という患者さんも少なくありませんが、静脈内鎮静法や笑気吸入鎮静法を併用することで、快適に治療を受けていただけます。
静脈内鎮静法
【静脈内鎮静法で行うとどのような状態になるか】
まず、静脈内鎮静法についてお話しします。
静脈内鎮静法は、全身麻酔と違い意識がなくなることはありません。意識がなくならない程度に中枢神経の動きを抑制します。「眠っているような、ウトウトした状態になる」と言われる事が多いですが、意識を消失することなく、恐怖心や不安のないリラックスした状態を作ることができます。
私自身、静脈内鎮静法を用いて「骨隆起」を摘出したことがありますが、ウトウトした状態も覚えていない位、寝ていました。会話もしていたようですが、覚えていません(笑)そのくらいリラックスした状態で行うことができました。
感じ方には個人差がありますが、「あっという間に治療が終わった」「寝ている間に治療がおわっていた」という患者さんの声も多く耳にします。
【全身麻酔との違い】
全身麻酔では意識がなくなりますが、そうなると自然に呼吸をしなくなります。そのため、人工呼吸(呼吸管理)が必要となります。静脈内鎮静法は、意識がなくなるわけではないため、自発呼吸が可能です。また、静脈内鎮静法は全身麻酔と違って入院の必要がなく、日帰りで処置していただけます。
【静脈内鎮静法で使用される薬剤】
静脈内鎮静法で投与される薬剤は、麻酔科医によって違います。
主に「プロポフォール」「ドルミカム」といった薬剤を当院では使用しています。
※効果を確認しながら量を調節します。
【静脈内鎮静法が効かないケース】
静脈内鎮静法が効かないケースはほとんど無いと言えます。
鎮静効果を確認しながら治療を開始するため、静脈内鎮静法が効かないまま治療を開始することはありませんので、安心してください。
笑気吸入鎮静法
次に笑気吸入鎮静法(笑気麻酔)についてお話しします。
歯科治療で痛みや不安を心配し、気分が悪くなったり血圧が上昇したり…といった不快事項のほとんどは不安感や恐怖心が原因です。
笑気麻酔は、鎮静・睡眠・鎮痛作用を持つ笑気を吸入することで、リラックスした状態になり、痛みを感じにくくなる吸入麻酔薬の一種です。特に歯医者さんによくある「麻酔が痛い」というイメージとは違い、不安感や恐怖心といった治療時のストレスを和らげることができます。
笑気麻酔の感じ方は人それぞれですが、体がポカポカしてくると聞きます。それによりリラックス効果があがります。
【笑気の特徴】
・リラックス・睡眠・鎮痛作用がある。
・吸入をやめると数分で帰宅可能。
・呼吸器や循環器・肝臓にほとんど影響を与えない。
【笑気麻酔が使えない疾患】
笑気麻酔は極めて安全性の高い鎮静法ですが、下記の方は注意が必要です。
・中耳炎で治療中の方
・2ヶ月以内に眼科手術を受けた方
・妊娠初期の方
・過呼吸発作歴がある方
※思い当たる方は診察の際にご相談ください。
歯科診療が不安な方へ
治療や麻酔に対して不安を抱く患者さんは多いですが、担当医やスタッフとカウンセリングをして、不安を解消することも大切です。当院には毎週水曜日に交代で3名の麻酔科医が勤務しています。「歯科医が苦手」「歯科治療が怖い」「虫歯の治療はできるが、親知らずを抜くのは怖い」「嘔吐反射がある」など、診療に対し不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。不安を少しでも解消し、お口の健康へ繋げていきましょう!!
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」
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