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糖尿病と歯の関係
2022.6.23
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こんにちは、赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」の院長の中村です。
今回は、生活習慣病である糖尿病とお口の関係をお話をします。
糖尿病とは?
皆さんは、糖尿病という病気を聞いたことがあると思いますが、どういう病気かご存知でしょうか。
糖尿病は、膵臓が糖を分解できずに尿に出てしまう病気です。
糖が分解できないと血液中の糖濃度が上昇し、高血糖の状態が続いてしまいます。
放置しておくと5~10年後に様々な合併症(手指の先が黒く腐ったり、目が見えにくくなったり)が起こってしまいます。
合併症が出るまでの軽度な症状の場合に自覚出来る症状は、疲れやすい、傷が少し治りにくいなど突出した症状がないため、知らないうちに進行してしまう事が多いので、検診の際に注意しておくと良いでしょう。
糖尿病の患者さんの歯科治療について
さて今回は、糖尿病の患者さんの歯科治療についてです。
糖尿病の方で、インシュリンを投与している方や、錠剤を服用している方など程度によって細かくは異なりますが、共通して注意すべき事は、歯に対する抵抗力が低く、傷が治りにくいという事です。
血糖値をコントロールされた方であれば歯科治療において問題はないのですが、感染予防は必要となりますし、もしコントロールできていない場合は、痛みなどはお薬で抑えて、抜歯などの出血の恐れのある処置を中止する、あるいは、延期をする方が良い場合があります。
インシュリン投与されている方は、血糖値が下がりすぎる傾向にあり、血糖値が低い状態が長時間続くと意識障害を起こすことがあります。
このような場合は、飴玉などの糖分を速やかに摂れば治るのですが、インシュリン投与されている方は念のため、午前中の朝食後(糖分などの栄養を摂った後)血糖値が安定した時に受診されるのが良いと思います。
また、飴玉などを持参されると良いでしょう。
治療上一番大切なのは、血糖コントロールされていることと、内科医との連携になりますので、治療前に主治医に糖尿病についてご相談されることが良いでしょう。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」
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