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根管治療(歯の根の治療)
2022.3.31
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赤羽の歯医者 医療法人社団歯友会 赤羽歯科赤羽診療所の歯科医師の塚本、歯科衛生士の杉本・平田です。
今回は根管治療についてお話しします。
根管治療とは歯の根の治療の事です。
根管治療をすると痛み・腫れが出たり、時間がかかったりしてどんな治療をしてるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
根管治療(こんかんちりょう)とは
歯の根の管を根管(こんかん)といい、通常、根管の中には神経があります。
下記の原因で歯の神経が細菌感染し炎症を起こすと根管内の神経を取る必要があります。
また、一度、治療されている根管でも細菌感染を起こすことがあり、その場合も根管内をきれいにする必要があります。
根管内の細菌感染がなくなったあと、薬を詰めて細菌が入り込まないようにします。
これを根管治療と言います。
根管治療が必要な症状
■虫歯が進行し、痛みが強い時
虫歯が進行し神経まで達すると、しみたり、強い痛みが出ます。痛みを取るために麻酔をし、神経を取り除く抜髄(ばつずい)をする必要があります。
■歯をぶつけてしまった時
歯をぶつけると、歯の神経が死んでしまうことがあります。死んだ神経が腐ってしまい、歯の色が変わってしまうことがあります、このような場合、根管治療を行い根の中を消毒する必要があります。
■歯の根の先に膿が溜まった時
歯の中の神経が死んで時間が経った時や、根管治療をした根管が感染した場合、根の先に膿の袋ができます。痛みなどの症状が出ないことが多く、レントゲンを撮った時に見つけることもあります。そのままにしておくと、膿の袋が大きくなって、腫れや痛みが出ることがあります。原因は根の中の細菌のため、根管治療の必要があります。
■歯茎に白いできものがある時
歯の根の先に膿が溜まると、歯茎に白いできものができることがあります。それは根の先にできた膿の袋の出口です。根管治療をして根の中の消毒をすることによって、膿の袋がなくなり、白いできものは無くなっていきます。
■歯茎が腫れて痛みが出た時
根の先に膿が溜まっていると、疲労などで体の抵抗力が下がった時に、歯茎が腫れ、痛みが出ることがあります。根の先に溜まっていた膿が急性化したためです。腫れを引かせてから根管治療を行い、原因となる細菌を取り除く必要があります。
■歯周病が進行した時
歯に問題がなくても、歯周病が進行した場合、根の先から細菌が入り込み。歯の神経が感染することがあります。その場合も根管治療が必要になります。
根管治療の方法
根管治療とは細菌によって汚染された根の中を針金のような やすり(ファイル)で擦り落として根の中を消毒して、薬で密閉して細菌のすみかをなくす方法です。
根管が汚染されていますから、周りの壁も汚染していますので、根管治療では周りの壁を徹底してきれいにする必要があります。
一度や二度では汚れが取れないことが多いので、何回も治療に時間がかかってしまいます。
根管治療中のはを放っておくと・・・
根管治療中の歯をそのままにしておくと、治療中のふたが取れてしまい、さらに根管内が感染したり、膿の袋が大きくなり、抜歯をしないといけなくなることもあります。
根管治療は時間がかかる治療ですし、目に見える形では治っていかないので、進行状況に疑問を持たれることもあるかと思いますが、そんな時は、お気軽に質問をしていただき、被せ物が入るまで通っていただきたいと思います。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」
赤羽歯科 赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分
根管治療でお悩みの方は是非当院までご相談ください。
地域に密着した優しい診療を行っております。