お知らせ
金属アレルギー(接触性皮膚炎)について
2021.9.07
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赤羽の歯医者 医療法人社団歯友会 赤羽歯科赤羽診療所の歯科衛生士 濵野です。
今回は金属アレルギーについてお話しいたします。
金属アレルギーとは?
みなさん「金属アレルギー」をご存じですか?
アレルギーで有名なものとして、花粉症ではほとんどがスギ花粉が原因となり、
食物のアレルギーではソバやエビ、サバなどがあります。
また化粧品や薬品に対してアレルギーをお持ちの方やアトピー性皮膚炎、喘息の方も多いと思います。
金属アレルギーでは、ある種の金属が原因となり、アレルギー症状が発病します。
金属に接触すると、2~3日してその接触部位や、接触部位とは無関係に頭、胸、腹、腕、足に蕁麻疹や湿疹を起こすこともあります。
アクセサリー類やメガネ、腕時計で皮膚がかぶれることはありませんか?
もしあるようでしたら、あなたは金属アレルギーの可能性があります。
【原因】
金属はそれ自体ではアレルギーを起こすことはなく、何らかの理由でイオン化して体内にとりこまれるとアレルギーを誘発するようになります。
歯科との関連では口の中の詰め物や覆せものがあります。口の中は金属がイオン化しやすい環境です。
つまりプラークや唾液には金属を腐食させる物質が存在し、また飲食物によってpHや湿度が激しく変化し、また噛むことによっても金属がイオン化していきます。
ですからよく歯磨きをし、歯の治療をするときには金属以外の物(セラミックなど)を用いるかイオン化しにくい優良な金属(ゴールドやプラチナ)を用いることが大切になってきます。
《セラミック》
《ゴールド》
但し、現状ではセラミックやゴールド、プラチナで作製する補綴物は保険扱いではありません。
【検査】
金属アレルギーの疑いがあるときには、代表的な方法では皮膚科でパッチテスト(皮膚貼付試験)を行い、アレルギーを起こす金属の種類を特定します。
この検査法は健康保険でも認められていますが、検査をする金属の種類によっては自費扱いになる場合もあります。
【治療】
金属アレルギーには、アレルギーを抑える薬や、体質改善のための漢方薬などはほとんど効果がなく、原因となる金属を除去し、接触しないようにすることが一番の治療法です。
まとめ
金属アレルギーの方、もしくは金属アレルギーが疑われる方は金属を使用しない補綴物での治療をおすすめしております。
金属アレルギーが気になる方やお困り方は、担当医へご相談ください。
金属アレルギーについては赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」
赤羽歯科 赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分
地域に密着した優しい診療を行っております。