お知らせ
歯ぎしりについて
2021.6.29
Contents
こんにちは。
赤羽の歯医者 医療法人社団歯友会 赤羽歯科赤羽診療所の歯科医師、医局長の塚本です。
今回は“歯ぎしり”についてお話しします。
自分は歯ぎしりをしていない?
「歯ぎしり」この言葉を聞いて、私は関係ないと思わないでください。
なぜかというと、人類のほとんどが歯ぎしりをしているからです。
歯ぎしりの自覚がある人は人類でたったの8%と言われています。
そして18%の人には強い歯ぎしりがあります
何より恐いのは、音の出ない歯ぎしりがある事です。
歯ぎしりの種類
1. グラインディング(いわゆる歯ぎしり)
上下の歯を横にこすり合わせるもの。音が大きい。
2. タッピング
顎を上下に、物を食べるようにカチカチさせるもの。
3. クレンチング
噛みしめたり、食いしばるもの。音が出なく、自覚症状がない。
これらの歯ぎしりで歯に加わる力は、食事時の2倍にもなります。
特に寝ている間は無意識の為とても大きな力が加わります。
それによって歯が抜ける/割れる/すり減るなどの症状が起きます。更に顎関節症の原因にもなります。
顎関節症とは?
1. 耳の前で音がする
2. 口が開かない
3. 口を開けようとすると痛い
などの症状が起きる病気で、顎関節症の50~70%が歯ぎしりに関係しています。
そして、顎関節症の人は20年前の2倍の人数になっていて、今も年々増え続けています。
歯ぎしりの原因は?
歯ぎしりの原因は今も不明ですが、主に2つの仮説が有力視されています。
1.嚙み合わせ修正説
咬合が良くないと、物を咬むのに都合が悪く消化器に負担がかかります。
その為、寝ている間に無意識に歯の突出した部分を削り、嚙み合わせを修正している。
2.ストレス解消説
脳がストレスの防御反応としてノルアドレナリンを分泌する。
それが三叉神経を刺激し筋肉を活性化させて歯ぎしりが起こる。
また、歯ぎしりの感覚情報が心理的ストレスを和らげる。
歯ぎしりの判断法、軽減法は?
【歯ぎしりの自己判断法】
⓵ 起床時、両頬の筋肉に痛みやこわばりがないか
⓶ 虫歯ではないのに歯が痛い
⓷ 犬歯の先端が削れて尖っていない
⓸ 口腔内の粘膜や唇の裏側、舌等に傷や歯型がついていないか
【歯ぎしり軽減法】
⓵筋肉・神経のリラクゼーション
親指以外の4本の指で両頬を5分間程度比較的強い力で押したり回したり、
コリをほぐす様にマッサージする。
⓶就寝時の姿勢
枕が高かったり、枕の一部分に頭の上方を乗せて寝ると歯ぎしりしやすい。
そこで、低い枕に首の付け根まで乗せ顎を上に向けて寝る。
⓷自己暗示法
寝る直前、布団の中で「唇は閉じて歯は離す。」と声に出して20回唱えて寝る。
効果は1か月以内に現れ、回数と強さが半分以上に軽減する。
⓸ナイトガード(マウスピース)
歯科医院で作成してもらい使用します。
最後に
マウスピース作成を検討中の方、歯ぎしりについてお悩みの方は是非当院、担当医までご相談ください。
歯ぎしりの事なら、赤羽の歯医者 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所にご相談下さい。
赤羽歯科 赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分
地域に密着した優しい診療を行っております。